logo
サクラセブンズのヘッドコーチに兼松由香氏が就任。強化方針継続の流れ
鈴木貴士ヘッドコーチとともにサクラセブンズをサポートしてきた。(撮影/松本かおり)
2024.08.13
CHECK IT OUT

サクラセブンズのヘッドコーチに兼松由香氏が就任。強化方針継続の流れ

ジャスラグ編集部


 強化方針の継続は維持されそうだ。
 日本ラグビー協会は8月13日、女子セブンズ日本代表(サクラセブンズ)のヘッドコーチに兼松由香氏が就任したと発表した。

 同ヘッドコーチは、2019年から女子セブンズユースアカデミーのヘッドコーチを務め、2023年以降は女子セブンズ日本代表の合宿や遠征にもアシスタントコーチとして参加。鈴木貴士前ヘッドコーチとともに女子セブンズ日本代表活動の近くにいた。

 また、太陽生命ウィメンズセブンズシリーズでは若い才能が集まるチャレンジチームの指導にあたってきた。幅広い年齢層の指導実績がある。

 1982年6月17日生まれ。愛知県出身。愛知教育大、中京大大学院に学んだ。名古屋レディースR.F.Cに所属して実力をつけた。

 2002年に開催された第4回女子ワールドカップのスペイン戦で初キャップを獲得(当時は旧姓、本間で出場)。女子日本代表キャップ13を持つ。
 セブンズ日本代表では2004年の香港ウィメンズセブンズで初キャップを獲得した後、2016年のリオ五輪までに28キャップ。

 15人制での初キャップからリオ五輪までの15年間、現役トッププレーヤーとして女子ラグビーの変化を体感してきたことに加え、World School Sevens 2022 U18女子SDS(セブンズ・デベロップメント・スコッド)優勝、アジアラグビーセブンズシリーズ2023タイ大会(ヘッドコーチ代行)女子セブンズ日本代表優勝、FISU世界学生選手権2024女子セブンズ学生日本代表優勝など指導歴もある。
 パリ五輪で9位となり、五輪史上最高位となったチームをさらに前進させることが期待される。

 同ヘッドコーチは、8月13日の就任に合わせ、「サクラセブンズの選手として出場したリオオリンピックから8年が経ち、この度、ヘッドコーチに就任することとなりました。リオ、東京、パリ大会に挑み、想いを繋げてくださったすべてのサクラセブンズの仲間たちに感謝いたします。これからさらに進化し、世界で活躍するサクラセブンズの姿を通して、サクラセブンズの想いを未来へ繋げていきたいと思います」とコメントを出した。


ALL ARTICLES
記事一覧はこちら