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【Just SCENE】日本代表FW合宿の3日間
FL7番の位置でスクラムを組む姫野和樹。日本代表活動は2023年のW杯以来。

【Just SCENE】日本代表FW合宿の3日間

松本かおり

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 10月26日のオールブラックス戦に向け、同13日に再始動した日本代表。
 宮崎でBK、関東でFW合宿をそれぞれ行ったあと、18日に宮崎で全体合宿が始まった。今回は写真中心に、3日間のFW合宿を振り返る。

 10月13日、合宿初日は浦安Dパークで。
 姫野和樹(トヨタV)が日本代表に戻ってきた。久しぶりなのでやっぱりたくさん撮ってしまう。

 練習合間の移動など、次の動きに先頭で向かう場面が多かったように思う。

 順番は前後するが2日目の練習より。体の後ろで腕を組んで、相手の背中の上を回転。難しそうだけど難なくやっている。

 こちらも2日目から。FW合宿は3日間とも天候に恵まれた。

 1日目に戻る。このFW合宿には3日間の練習メンバーとして浦安DRの田村熙も参加。練習が終わり、日本代表がバスで帰った後も、1人グラウンドに残ってキック練習をしていた。

 日本代表BKの中で唯一、FW合宿に参加していた藤原忍。

 今秋の日本代表メンバー発表(10月10日)で、初めて名を連ねたS東京ベイのオペティ・ヘル。練習のあいだ常に明るく、日本代表のムードメーカーになりそう。腕を素早く大きく振り、その場で腿上げをするトレーニング。トイメンのサナイラ・ワクァ(花園L)に迫っていく様子。

 10月12日に追加招集されたBL東京の木村星南(写真右)。

 坊主頭になった竹内柊平。すでにたくさん報道されているが、マロ・ツイタマのヘアスタイルを真似した結果、イメージと違ったので丸刈りにしたとのこと(ツイタマはこのことを知っているのだろうか)。練習の序盤、メモのようなものを見ながら走っているところ。

 1日目の練習の終わり。円陣の締めを任されたのは竹内。指名されると、まわりから坊主をなで回されていた。記者の囲み取材でも、いつも大きな声で受け答え、笑顔の竹内。宮崎工業高校時代を指導した佐藤清文先生と、現在指導する日南振徳高校のストーリーはこちらから。竹内の活躍が、宮崎の高校生たちの希望となっている。

 10月14日、FW合宿2日目。この日は町田のキヤノンスポーツパークで、横浜Eと合同練習。
 まずは別々にトレーニングしてから、両チームが合流し、スクラムとラインアウトを繰り返した。ジャパンを迎え立つ赤い集団から気合いが滲み出て、これは面白くなりそうとワクワクした。

 ジャパンに帯同し、笛を吹く古瀬健樹レフリー。

 チームでの練習を終えて自主トレーニング中、合同練習を覗きにきたファフ・デクラーク。今年からジャパンのテクニカルアドバイザーになったヴィクター・マットフィールドに駆け寄る。

 竹内柊平のスクラム前の動き。右手で手刀を切るような。

 練習中に笑顔のマットフィールドは、あまり見たことがなかったので慌てて撮った。

 練習後の交流。個人練習をしていた田村優の姿も。姫野、坂手淳史と。

 今季から横浜Eに移籍した元トヨタVの古川聖人と、トヨタVの秋山大地。

 横浜Eのシオネ・ハラシリ(左から2番目)も、どこにいても人を和ませる。

 10月15日、FW合宿3日目。場所は1日目と同じ浦安Dパーク。この日は一般公開日で、浦安DRとの合同練習もおこなった。写真中央は茂原隆由(静岡BR)。

 浦安DRとのスクラム練習の前に、一度だけジャパン同士でスクラムを組む。中央は原田衛(BL東京)。竹内のこめかみから血が滴る。

 この日もスクラム、ラインアウトの繰り返し。多くのお客さんが見守る中で。

 新シーズン、浦安DRのアシスタントコーチに就任したロス アイザックも、スクラムを見守る。

 浦安DRの平井将太郎。大きな声で「食っちゃえ!」(言い回しは違ったかも)と何度も言っていた。

 実際、序盤は浦安DRが押していたように思う。写真は盛り上がるDR勢。
 前日の横浜Eとの練習でも、ラインアウトからのモールで先に優勢だったのは横浜E。
 その時はジャパン側の空気が少し固くなったようにも感じたけど、すぐに巻き返した。3日目のDRとの練習でも同じ流れだった。練習後、ジャパンの選手からも「スロースタートになってしまった」という声があった。オールブラックス戦は、これではいけないと誰もが感じているだろう。

 スクラム前の下川甲嗣。

 この腕の角度、肩甲骨の可動域。すごいなと思って真似をしてみたけど、まったくできず。

 ラストは、ジャパンを後ろから。奥にはDRの選手、スタッフがずらりと囲んでスクラムを見つめる。
 オールブラックス戦まで1週間を切った。ジャパンはどんな試合をみせてくれるだろう。

 写真中心の記事「Just SCENE」を不定期ではじめます。


撮影・文◎松本かおり
フリーランスのフォトグラファー。都立駒場高校→専修大学文学部卒。中・高はバスケ部。大学1年時、所属のサークル「専大スポーツ」でラグビーと出会う。大学4年時の2010年、『ラグビーマガジン』にアルバイトで入り、約14年間専属のような形で撮影、編集に携わる。現在は『Just RUGBY』を中心に撮影。使用機材はCanon。

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